「FIREしても家事は死ぬまで続く」 作家・原田ひ香さんが「お金」「節約」をテーマに小説を書く理由
「節約小説」誕生秘話
家計やお金をテーマにして60万部超えのベストセラーとなった『三千円の使いかた』(中央公論新社刊)の作者であり、7月27日に『財布は踊る』(新潮社刊)を上梓した作家の原田ひ香さん。そんな原田さんが、生活情報誌「ESSE」の尾崎統括編集長と対談。節約、家計をテーマにした理由、そして注目を集めるFIRE(経済的に自立し、早期退職すること)に思うこととは――。
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原田ひ香(以下、原田):家計をテーマに小説を書こうと思ったきっかけは15年前ほど前。...