ロシアのせいで不足、高騰する「小麦粉」「サーモン」「ウニ」のソックリ食品の味を確かめてみたら

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ロシアは世界最大の小麦輸出国

 ますます混迷を深めるウクライナ情勢。西側諸国のプーチン氏の戦争犯罪の責を問う声は日に日に高まり、経済面では過去に類を見ない規模での経済制裁が進められている。

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 ロシアは世界の食糧供給源という顔も持つ。例えば世界最大の小麦輸出国として知られており、このまま対ロシア貿易の遮断が継続すれば、物価高騰も相まって、われわれ一般庶民への影響も計り知れない。

 そこで注目したいのが、「代替食品」だ。

小麦粉不足には米粉で対応!

 ロシアの小麦輸出量は約3,700万トン。国別でみると2位アメリカの約2,600万トンを大きく引き離しての世界第1位。ちなみにウクライナは第5位と、小麦の需給バランスの悪化は不可避の状況である。

 そこで注目したいのが、日本人の主食・お米を細かく砕いて粉状にした「米粉」だ。

「うちのケーキは、小麦粉で作ったものと味や食感に差がないように工夫しており、よく“違いがわからない”と言われますね。一般的に、小麦粉よりも米粉の方が原価は高いのですが、商品価格は変わらないようにしています」
 
 と話すのは、東京・亀戸にある米粉専門店「Kome Co.」の店主・宇都宮理恵さん。

 記者もさっそく、生地、カスタードクリームともに国産米粉でできたエクレアを食べてみると、小麦粉のものと遜色ない味わい。エクレア以外にも、シュークリームやチーズケーキ、ロールケーキなどなど。ラインナップが豊富で、見た目にも楽しい。

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