竹内涼真 「君と世界が終わる日に」特別版で分かったイメージ問題

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見離した女性視聴者

 おまけに竹内は、20年に「テセウスの船」で主演を務めた後、テレビドラマでの主演作はなかった。

「テセウスの船」の次が「君と世界が終わる日に」だったのだ。普通であれば、視聴者の関心は更に高くなる。日テレに「期待するな」と言うほうが無理だろう。

「プロデューサーは『この勝負はいただきだ、勝ったも同然だ』という気持ちだったのではないでしょうか。それほど準備は盤石でした。ところが、FRIDAYの報道で風向きが変わってしまったのです」(同・関係者)

 FRIDAYの取材に対し、吉谷の所属事務所も半分は事実を認めたような発言が伝えられた。

「一気に吉谷さんに同情が集まり、竹内さんは人気者の座から転げ落ちました。こういう恋愛トラブルに若い女性は敏感です。竹内さんに抱いていた好意は、あっという間に嫌悪感に変わってしまった。また、中条さんが女性視聴者にファンが多かったのも、この場合はマイナスに働いたと思います」(同・関係者)

 女性視聴者に見離された時点で、「君と世界が終わる日に」が“成功しない”ことは明らかだったという。

「とはいえ、制作を中止することなどできません。映画化の構想もあったほどの自信作だったのです。それほど日テレが力を入れた作品だからこそ、豪華キャスティングが実現しました。結局、地上波の放送はそれほど失敗しませんでしたが、映画の話はなくなってしまったようです」(同・関係者)

シーズン3も放送

 21年3月からはHuluでシーズン2が放送され、今回の金曜ロードショーにつながった。

「映画化の企画は、金曜ロードショーの特別版という形に結実したのかもしれません。今年はシーズン3がHuluで始まりますが、今のままでは話題にもならないでしょう」(同・関係者)

 現場の竹内は懸命に仕事をしており、とても好感が持てるという。

「打ち合わせには熱心で、局内のエレベーターや廊下で何度も目撃しました。コロナ禍にもかかわらず、1人で何度も会社に足を運んでくれたようです。台本を何度も読み込んでいました。何とかして視聴者の好感度が復活し、竹内さん主演のドラマが話題になる日が来てほしいと願っています」(同・関係者)

デイリー新潮編集部

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