リビア沖から地中海を渡る難民・移民の「死のルート」密航最前線(下)

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 国際NGO「国境なき医師団」が運営する捜索救助船ジオ・バレンツ号のデッキは、1月19日から21日までの3日間で計439人を迎え入れ、瞬く間に足の踏み場もなくなった。

 出身国は16カ国にわたり、エリトリア(107人)やスーダン(45人)、エジプト(44人)といった北・東アフリカ、ギニア(18人)やコートジボワール(13人)などの西アフリカに加え、バングラデシュ(91人)とパキスタン(87人)といった南アジアからの集団もいた。

 女性は13人で、生後2カ月の乳児、1歳の赤ちゃん2人と一緒に上階のデッキに集められた。...

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