「バンクシーって誰?展」はなぜ天王洲アイルで開催されるのか ――東京の再活性化はアートを使ってこそ可能になる

国際

  • ブックマーク

 世の諸々の流行り物と同様、アートの人気銘柄も変化は激しい。

 数年前なら、現代アート界でよく聞く名といえば、バスキアだった。前澤友作氏がオークションで競り勝ち、高額で手に入れ一躍有名となったアメリカ人ストリート・アーティストだ。

 だがトレンドは移った。現在、主役を張るのは英国に拠点を持つ匿名アーティスト、バンクシーである。

 世界中のあらゆる街角に無許可で絵を描き残すストリート・アートの第一人者。2019年には東京湾岸の防潮扉にバンクシーのトレードマークたるネズミの絵が見つかり、小池百合子都知事までが真贋を言及する騒ぎになった。...

記事全文を読む

Advertisement

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。