おかえりモネ終了 ラスト3話で未知の衝撃の告白…朝ドラの常識をことごとく覆す安達ワールドとは

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 104作目のNHK連続テレビ小説「おかえりモネ」が終わった。感動のラストだった。この物語が何を描いていたかというと、自然と人との共生、人と人との結び付きである。清原果耶(19)が演じたヒロインのモネこと永浦百音は次々と新たな人と出会い、分かり合っていった。

キーワードは「つながっている」

 最終回は第120話。感動のラストが待っていた。
 2020年1月だった第117話で東京の大学病院から呼び出された青年医師・菅波光太朗(坂口健太郎、30)とモネが、2年半ぶりに再会した。説明するまでもなく、2人は将来を約束し合った仲だ。それなのに会えなかった。

「あなたと僕は違う時空を生きているのか」(菅波)
「私たち、距離も時間も関係ないですから」(モネ)

 直後にモネは菅沼と抱擁。「先生、本当にお疲れさまでした」と菅沼をねぎらう。その感染症名は出てこなかったが、菅沼は長い間、コロナ対策に追われていたのである。医療関係者の救いにもなりそうなラストとなった。

 この物語のキーワードは「つながっている」だった。第2話で祖父の龍己(藤竜也、80)が、幼かったモネに対し「山は海とつながっているんだ」と説いたが、それは人同士も同じ。このシーンは終盤の第111話でも回想で流れた。重要なシーンだからにほかならない。

 モネは1995年9月17日、宮城県気仙沼市亀島で「海の人」として生まれ、2014年3月に高校を卒業すると、同県登米市米麻町の森林組合に就職。「山の人」たちとつながる。

 さらに気象予報士試験合格後の2016年4月に上京。「都会の人」たちとつながった。モネはどこでも素直で一生懸命だったから、受け入れられた。

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