岸田文雄氏は「危機の指導者」になれるのか:チャーチルの危機管理から学ぶ「3つの鉄則」

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 未曾有の国難。

 自民党新総裁に選ばれた岸田文雄氏は、新型コロナ禍に苦しむ日本をそう表現し、「国民が心をバラバラにされてしまっている状況」に危機感を募らせた。総裁選直後に語った「国民の声をしっかり聞く」「政治の説明責任を果たす」という決意は、リーダーとして国民に語りかける言葉を持たなかった前任者への、強烈なアンチテーゼだと言えるだろう。

 だが、菅義偉首相が去っても「国難」は続く。

 冨田浩司駐米大使は著書『危機の指導者 チャーチル』の中で、危機の指導者に必要な3つの資質を挙げている。...

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