「眞子さまの結婚」が9月に入って盛り上がってきたワケ
「年内結婚の既成事実化」
「もともと読売新聞一面トップの記事には官邸サイドからのリークを元にしたものがあると言われています。現在の官邸事務方トップである杉田和博内閣官房副長官(1966年警察庁入庁)は退任間近とも言われ、自分の在任中に小室さんと眞子さまの結婚問題にケリをつけるべく、なるべく国民の反対の声が上がりにくいタイミングを見計らってリークさせたという見立ては充分にあり得ます」(先の関係者)
現在の宮内庁長官である西村泰彦氏は警察庁1979年入庁組で杉田副長官の後輩だ。眞子さまの結婚の意思は固く、翻意は難しいと判断して、婚約に当たる「納采の儀」などの公式行事を一切行わず、結婚後すぐにアメリカに移住することを条件に、宮内庁そして官邸として水面下でゴーサインを出した可能性は否定できないだろう。
小室さん親子の問題は、女性宮家創設などをめぐる「安定的な皇位継承の在り方を議論する政府の有識者会議」での議論にも影響を与えている国民的関心事だ。せめて国民的反発の声が大きくならないタイミングで、と考えてのリークだと見れば、一連のスクープが出た時期は絶妙だといえる。
皇族のご結婚は、本来であれば政治と距離をおいた国民的慶事であるべきだが、一連の「年内結婚の既成事実化」は永田町中枢における権力闘争と奇妙にリンクして見える。
コロナ禍が収まらない中での「結婚強行」は果たして、天皇陛下の仰った「多くの人が納得し喜んでくれる状況」と言えるのか──。9月中に帰国するという小室さんが、記者会見でどのように発言するかが注目される。
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