中居正広 五輪キャスター連続記録途絶えても再評価されたMC力 北京五輪の目も再び

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 東京オリンピックが終了し、改めて中居正広(49)の司会力、トーク力がテレビ業界で見直されているという。はて? 彼は今回のオリンピックで総合司会を務めることはなかったはずだが――。

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 中居といえば、04年夏季のアテネ大会以降、トリノ(06年冬季)、北京(08年夏季)、バンクーバー(10年冬季)、ロンドン(12年夏季)、ソチ(14年冬季)、リオデジャネイロ(16年夏季)、平昌(18年冬季)と8大会連続で、TBSのオリンピック中継のメインキャスターを務めてきた。

 ところが、今回の東京オリンピックでTBSは、安住紳一郎アナを総合司会に立てたのだ。民放プロデューサーは言う。

「東京大会で招集されなかったことに、中居はかなり落ち込んだと聞きます。それでも、どこかで自分の出演機会はないかと探っていた。TBSは民放では唯一、侍ジャパンの試合中継があるため、キャスターとしては呼べなかったけれど、野球のスペシャルゲストとして呼ぶことにしたわけです」

野球だけを担当

 中居がスペシャルゲストとして参加したのは以下の2試合だった。

●7月31日・土曜・11:45~「1次リーグ・対メキシコ戦」視聴率12.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区:以下同)

●8月2日・月曜・18:30~「準々決勝・対アメリカ戦」視聴率19.9%

「メキシコ戦は昼間の放送にもかかわらず12%、準々決勝のアメリカ戦は20%近い数字を上げました。もちろん人気種目ですから、これらが全て中居のおかげとは言いませんが、彼がスペシャルゲストとして出演することが話題になったことは間違いない。『野球だけを担当させていただきます』と皮肉を交えつつ、コロナ禍の無観客試合ですからね。自分だけが生で見ていることは視聴者に申し訳ないと感じていたようで、抑え気味ながらも安定感のあるトークが光っていました」

 野球の解説で彼のトーク力が見直されたというのだろうか。

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