韓国・名物反日教授が旭日旗問題でIOCトップに抗議、オリパラは「全世界に旭日旗＝戦犯旗と広める良い機会」

「IOCもFIFAにならい、強力な制裁を」

　ところで徐教授は、先に触れたバッハ会長らへのメールにおいて、「IOCは国際サッカー連盟（FIFA）を見習うべきだ」とも要求したという。

　2018年のロシアワールドカップで、FIFA公式インスタグラムに顔に旭日旗デザインをペイントしたサポーターの写真が掲載された時、韓国側の抗議によってFIFAはすぐに他の写真と入れ替える措置を講じた。加えて、公式テーマソングのミュージックビデオに旭日旗が映り込んだ件についても、韓国側の抗議により該当部分は削除されている。

　この他にもFIFAは韓国側に有利となる措置を度々取ってきたと主張する徐教授は、「IOCもFIFAの正しい歴史認識を学び、五輪期間中に旭日旗を使用しないよう強力な制裁を施さなければならない」と言及している。

　IOCがオリンピックで韓国側の主張を聞き入れることはなかった。徐教授としては、自身の努力が何一つ結果に結びついていないことについて、もどかしい思いをしていることだろう。だから、彼やそのフォロワーはパラリンピックの開催期間中、日本への異議申し立ての材料を目を皿のようにして探すはずだ。

羽田真代（はだ・まよ）
同志社大学卒業後、日本企業にて4年間勤務。2014年に単身韓国・ソウルに渡り、日本と韓国の情勢について研究。韓国企業で勤務する傍ら、執筆活動を行っている。

デイリー新潮取材班編集

2021年8月23日掲載

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