「10億稼ぐ」を高校生で宣言 「堀米雄斗」がTwitterでフォローする投資番組の司会、暗号通貨長者、億トレ

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6年前から金メダル宣言

 スケートボード男子ストリートで初代金メダリストとなった堀米雄斗選手。高校在学中は「アメリカへ行って10億円稼ぐ」と口にしていたという。すでに昨年10月には拠点とする米ロサンゼルスに自宅を購入するなど日本人ながらアメリカンドリームを実現しつつあるようだ。一方、Twitterでフォローするアカウントには、投資番組の司会、暗号通貨で財産を築いた人物、億トレーダーなど、投資関連のものが目立つという意外な一面も持っているようだ。

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 堀米選手は東京・江東区出身の22歳。父・亮太さんから手ほどきを受け、6歳でスケボーを始め、高校卒業後に渡米した。

 スケートボードは2015年、東京五輪の正式種目に追加された。そのころ既に競技人口やファン、愛好家を合わせて世界で5000万を超える人々に支持されていることが評価され、「ストリート」と「パーク」の2種類が選出された。当時から日本チャンピオンだった堀米選手は「もし出られるなら、金メダルを目指して頑張りたい」と語っていた。東京五輪直前のインタビューでも「「今後の夢は五輪が一番近いので、五輪で金メダルを取りたい。誰もまだ成し遂げていないことを自分が成し遂げたい」と語っていたという。有言実行の男だ。

 ところで、パークはストリートから派生しており、男子はスノーボードの冬季五輪2大会連続銀メダリストの平野歩夢選手が、女子は日本選手で史上最年少である12歳10カ月の開心那(ひらき・ここな)選手が出場する。

 堀米選手に話を戻すと、2017年から世界最高峰のプロリーグに参戦し、18年にはで3戦3勝するなど、着実にキャリアを積み重ねた。19年の世界選手権で銀メダル、そして今年7月には金メダルを獲得したのだった。

月収1億円、バカでも稼げる…

 高校時代に「アメリカへ行って10億円稼ぐ」と宣言して日本を飛び出した彼は昨年10月、「小さい頃からの夢だった」という自宅をロサンゼルスに購入した。練習場を併設した広い敷地に建てられた4LDKで、アメリカンドリームを次々に実現させている。

「金メダルを取ったこともあって、堀米選手のTwitterを見てみたんですが、フォロワー7.2万(原稿執筆時)に対してフォローは60。フォローしているアカウントを確認すると、ナイキとかVOGUE JAPANなどといった仕事関連や、スケート仲間に加えて、松本大氏、ジム・クレイマー、イーロン・マスク、“じっちゃま”(広瀬隆雄氏)といった投資関係のものが目に付きましたね」

 と、経済部の記者。

 松本大氏は、マネックスグループ社長CEOで日本での暗号通貨投資の旗振り役的な存在だ。ジム・クレイマーはゴールドマン・サックス勤務後にヘッジファンドを立ち上げて成功し、現在はCNBCの投資情報番組「Mad Money」のMCを務める。イーロン・マスクは言わずもがなのテスラ創業者だが、こちらも暗号通貨投資への愛着を隠さないし、“じっちゃま”こと広瀬隆雄氏は国内外の証券会社勤務を経て、現在はアメリカのフロリダから投資情報を発信している。ちなみに、堀米選手はテスラ車オーナーでもある。

 この他にも、「AI&ブロックチェーン起業家、投資家、未来予想家、東欧のシリコンバレー・ウクライナの日本人ITコンサルタント」、「中国のEV会社NIOで2億円以上の資産を築き上げた」人物、「米国株決算日まとめ」、「億トレを夢見るトレーダー」、「仮想通貨のチャート分析」をしている人物、「月収1億円の起業家&投資家」、『バカでも稼げる 「米国株」高配当投資』の著者、「シンガポール在住の経営者/投資家」などといったアカウントが並んでいる。

「世界で活躍し、スポンサーからも注目されるようになる立場だからこそ資産運用についても積極的な姿勢なのがうかがえますね。業界のグル(指導者)的存在であるジム・クレイマーと『億トレを夢見るトレーダー』が一緒にフォローされているのも興味深いですね」

 金メダル獲得で、より一層注目を浴び、これからは世界的投資家たちからフォローされる立場になっていくのかもしれない。

デイリー新潮取材班

2021年7月26日掲載

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