「メイクも料理も自分のためにする」 ドラマ初レギュラーの「宇垣美里」が語る趣味と読書愛

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 フリーアナウンサーに留まらず、モデルや文筆業でも活躍する宇垣美里(30)が新境地に挑戦中。7月6日からスタートした連続ドラマ「彼女はキレイだった」(フジテレビ系)で、初のレギュラー出演を果たしたのだ。ご本人が語る。

「撮影現場は初めてのことばかり。飛び交う専門用語の“ドライ”はカメラなしのリハーサルのことだと今回の撮影で知りました。同じテレビカメラを前にした仕事でも戸惑うことばかりですが、いつもスタッフさんや共演者の方々の優しさに助けられています」

 宇垣が演じるのは、ファッション誌の編集部で働くビューティエディター。

「美容やメイクが専門の編集者の役です。私はプライベートでも大のコスメ好きなので、この役は本当に嬉しい。役作りと言えるほどのものでもありませんが、出演が決まってからは、雑誌のビューティ担当の方の仕事をする様子をそれとなく観察していましたね」

 彼女の化粧品への思い入れは深く、昨年11月には『宇垣美里のコスメ愛』(小学館)を出版したほど。

「もともとは“メイクなんか面倒くさいし、そんな時間があるなら寝ていたい”という性分。だから、高校時代は完全ノーメイクで通していました。ところがそんな意識のまま大学の入学式に出席すると、周囲は綺麗にメイクをした女子ばかり。これはエライことになったと式後に百貨店に向かい、ショップのお姉さんにメイクをしてもらったら、“こんなふうに顔が変わるんだ”と感動しまして。お絵描きのような楽しさにハマりました」

 次第にメイクは「なりたい顔になれる喜び」を与えてくれるだけでなく、「他人ではなく、あくまで自分のためにするもの」と意識するようになった。

「就職後は、自由にできるお金がはるかに増えました。ところが当初は早朝番組の担当で、友人たちとまったく時間が合わない。お給料の大半は、自炊の食材と化粧品に費やされるという生活でした。忙しい日々でしたが、料理もメイクも周囲の誰かのためにするのではなく、単に自分が好きだから楽しかった。お陰で料理の腕とコスメの知識がだいぶ身に付きましたよ」

 そんな彼女がコスメと同様、愛してやまないのが読書。もはや中毒だという。

「もの心ついた時には絵本ばかり読んでいました。小学生の頃は週に1回、両親が自宅近くの図書館に連れて行ってくれるので、行くたびに貸し出し上限の十数冊を借りて帰っていました」

 ジャンルは多岐にわたり、

「とくにシャーロック・ホームズや名探偵ポアロなど海外ミステリがお気に入り。指輪物語やハリー・ポッター、ダレン・シャンなどのファンタジーも大好きでした。いまは中国発の長編SF『三体』を、第1巻から読み返しているところ。毎月10冊前後は読破しています」

週刊新潮 2021年7月8日号掲載

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