インスタフォロワー数550万人、韓流「NCT」の日本人「ユウタ」は何故人気なのか

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大きな市場規模

 SMエンターテインメントはYouTube上で公式チャンネル「SMTOWN」を公開しているが、4月27日現在の登録者数は2700万人に達している。

 一方、ジャニーズ事務所の「Johnny's official」は184万人。何と14・6倍もの開きがある。

 その原因は、市場規模の違いだ。アジア圏に限っても、韓流アイドルは中国、韓国、日本、台湾、そして東南アジアの一部でも支持されている。

 日本人ではないファンも、ユウタのInstagramをフォローする。それで500万人という数字になるわけだ。

「世界の検索トレンドをチェックできる『Googleトレンド』というサービスがあります。日本人アイドルの検索状況を調べてみると、基本は日本国内の検索ランキングにしか顔を出しません。

 一方、「NCT」を調べてみると、日本、韓国、インドネシア、タイといった国で検索ランキングの上位に位置しています。

 特に若者の人口比率が高いインドネシアやベトナムで多くのファンを獲得しています。その結果、検索回数が世界レベルでも上位に達するわけです」(同・関係者)

シンデレラストーリー

 ユウタ人気の要素には“親日国”の影響もあるという。

「台湾やインドネシアは親日的な国として知られています。両国とも若者にK-POPが浸透していますが、好きなグループに日本人メンバーを見つけると、よりファンになるという傾向があるようです」(同・関係者)

 だが、やはりユウタ自身のキャラクターが人気の最大要因だという。中でも「ストイックな努力を重ねる」という姿に心を掴まれる女性は多いようだ。

「もともとK-POPには、『厳しいオーディションを実施し、選ばれた者に歌やダンスの厳しいレッスンを科す。努力に努力を重ねた者だけがデビューできる』という新人発掘のプロセスがあります。

 しかも、選考やレッスンの過程を積極的にテレビやYouTubeでコンテンツ化し、シンデレラストーリーとして演出してきたという歴史があります。

 日本人にとっても、『NiziU』の成功でおなじみになったプロモーションの手法です」(同・関係者)

「NCT」もそうしたシンデレラストーリーを実現しているが、ユウタ自身も個人的なシンデレラストーリーの持ち主だという。

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