ドイツ自動車業界のEVシフトを阻む「死角」

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 日本の陸運局にあたるドイツ連邦自動車局(KBA)が今年1月に発表した統計は、欧州全体で大きな注目を集めた。これまで鳴かず飛ばずだった電動車(バッテリーだけを使う電気自動車=EVとプラグインハイブリッド車=PHV)の販売台数が、2020年に爆発的に増えたからだ。

 2019年にはEVの新車販売台数は6万3281台だったが、去年は3.1倍に増えて19万4163台となった。PHVの販売台数も、1年間で4.4倍増加して20万469台に達した。

 EVとPHVを合わせると、前年比で263%の増加率を示した。...

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