「鷲見玲奈」がいきなり事務所の稼ぎ頭に……ドラマ“キスシーン”でわかった潜在能力

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テレビ業界で話題

 鷲見アナのツイートで、「リハーサルでキスはしなかったのではないか」という投稿もSNSを賑わせることになった。

 ネットメディアでも「ドラマ出演の鷲見玲奈、本番前に『野村周平と濃厚キスしまくり』報道に反論!?」(アサ芸プラス:1月14日)という記事も配信された。

 こうしたことの全てが、鷲見アナへの“追い風”になっているようだ。民放キー局でドラマの制作に携わるスタッフが言う。

「視聴率は5・5%で、今ひとつでした(註:視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区、リアルタイム、世帯)。それよりもテレビ業界での反応が凄いですね。

 たまたま放送を見ていましたが、野村さんと軽くキスをする女優さんを『見たことないけど、魅力的だな』と心に残ったんです。

 そして2回目のシーンが始まって、慌てて検索しました。すると鷲見アナだと分かってびっくりしました」

演技の“伸びしろ”

 このスタッフ氏、田中みな実アナ(34)のことを思い出したという。彼女は「M 愛すべき人がいて」(テレビ朝日・ABEMA共同制作・2020年)での“怪演”が話題になった。

「田中さんより鷲見さんに“伸びしろ”を感じました。田中さんの演技も面白いですが、やはり視聴者は『田中みな実が演技をしている』と受け止めてしまいます。観客を魅了するというレベルには達していません。

 一方の鷲見さんは、“フリーの女子アナ”という存在感を消すことに成功しています。役になりきって、ドラマに溶け込んでいますから、キスシーンの本気度も伝わってきました。“30代のバツイチの女性”というリアリティを出せていたと思います」

 ちなみにキスシーンのリハーサル問題については、「日テレさんはコロナ禍でガイドラインを作っているはずで、一発撮りでしょう」と指摘する。

 民放キー局でバラエティ番組に携わるスタッフも、「仕事依頼が殺到しており、それこそ嬉しい悲鳴が出ているそうです」と明かす。

「既にCMは数本決まっているそうですし、ドラマのオファーも相当なものだそうです。ただ、以前からバラエティの世界では売れっ子です。前に1度、仕事を詰め込みすぎて“パンク”したことがあったので、会社は調整を重視するそうです」

「ギャラはいらない」

 思い起こせば、週刊文春が20年1月2日・9日号で鷲見アナの不倫疑惑を報じ、彼女は潔白を主張したにもかかわらず、テレビ東京を退職することになった。

 鷲見アナは同年4月にフリーへ転身した後、改めて週刊文春の取材に応じ、「事実無根」と主張した。

「昨年はFLASHが鷲見アナと出会い系サイトで知り合い、交際することになった男性の告白を掲載しました。こうした報道の積み重ねから、女性視聴者の印象は必ずしも良くなかったはずです。

 ですが、女性が警戒するほどの色気を持つ女優、タレントさんは、最終的には成功するケースが多いのです。テレ東の局アナ時代も、『ウイニング競馬』(土・15:00)のサブを務めていましたが、かなりバストが強調されており、男性の視聴者は歓迎していました」

 20年4月にセントフォースに所属した時、テレビ業界では「なかなか厳しいのではないか」と将来を心配する声もあったという。

「ところが蓋を開けてみれば、皆藤愛子さん(36)の露出度が減り、川田裕美さん(37)が産休と、苦しい台所事情だったセントフォースの救世主になりました。今や事務所の稼ぎ頭です。

 同じ会社の川田さんだけでなく、高橋真麻さん(39)や小林麻耶さん(41)といった“辞め局アナ組”より、更に売れっ子になるポテンシャルがあると思います」

週刊新潮WEB取材班

2021年1月24日掲載

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