人気急上昇中の「本田望結・紗来」姉妹、最強“フィギュアタレント”になる日も近い?
浅田舞と真央の“逆転”
賛否両論を巻き起こしたのは記憶に新しいが、波瀾万丈の人生が視聴者を惹きつけるのは事実だ。現在に至るまで様々な報道が行われ、依然として高い関心を持たれている。
「村上さんは天然なキャラがバラエティ番組とマッチしました。同性に好かれるクラスの人気者というポジションですね。浅田真央さんは銀メダリストという輝かしい実績に加え、自然体でタレントっぽくないところが、逆にタレントとしての魅力につながっています」(同)
興味深いのは浅田舞だ。少なくとも“元フィギュアスケーター”としては「真央の姉」という視線に苦しんでいた時期があったようだ。
「ある時、舞さんは世間の目を気にせず、自分らしさで勝負するよう決心したそうです。番組では特別に面白い発言が飛びだすタイプではないのですが、ルックスの魅力と、リアクションの良さで視聴者の支持を得ました。結局、タレントとしては真央さんを超えてしまったのです」(同)
こうした先輩たちが切り開いた道を、早くも歩いているのが望結と紗来の姉妹というわけだ。
「今でも、現役を引退しないとバラエティ番組には出演しない、という不文律はあります。事実、二女の本田真凜さん(19)の場合は、スポーツ番組に出演することはあっても、バラエティとなると稀です。ところが望結さんと紗来さんは、現役でありながらバラエティに出演しています。この珍しさに視聴者が反応しているのは間違いないでしょう」(同)
「スケートの上手なタレント」
フィギュアスケートに詳しい方なら、率直に言って選手として見ると、真凜と望結の間に“差”があるのをご存知だろう。
19年の第88回全日本選手権で、真凜の総合順位は8位だった。同年の西日本ジュニア選手権で、望結は17位だった。
「そうしたことは視聴者もよく分かっていて、望結さんは『フィギュアの上手い女優・タレント』として見ているのだと思います。実際のところ芸達者ですし、タレントとしての資質に恵まれています。トークやリアクションの好感度が高く、老若男女に愛されるタイプです」(同)
紗来の場合、今後はタレントよりフィギュアスケーターとして比重を置く予定だという。
「バラエティ番組での紗来さんは、まさに計算ゼロの、素のままで出演してくれるのが最大の魅力です。フィギュアスケーター兼子役という肩書はインパクト充分ですし、望結さんと仲良し姉妹なのですから、もう鬼に金棒でしょう。視聴者の好感度が高いのは誰でも納得だと思います」(同)
東京オリンピックの開催が危ぶまれる中、気がつけば北京で開かれる冬期オリンピックは来年の2月に迫ってきた。
どうやらスポーツの部門でも、バラエティの部門でも、本田姉妹に注目が集まる機会は今年、更に増えそうである。
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