「半沢直樹」の放送は7月か来年か 次に控える阿部寛「ドラゴン桜2」はどうなる?

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阿部ちゃんを切ってでも

 いくらなんでも、来年スタートでは遅くないだろうか。

「そこが悩みどころです。TBSの公式HPには、いまも『ドラゴン桜2』(主演・阿部寛)を“2020年夏スタート”と打っていますからね。『半沢直樹』を7月クールに放送するとすれば、『ドラゴン桜2』を後ろにずらさなければならなくなる」(同)

 阿部ちゃんだって、「下町ロケット」の再放送ばかりではいい気はしないだろう。

「もっとも、昨年夏に阿部ちゃんは『結婚できない男』(フジテレビ)の13年ぶりの新シリーズで主演しましたが、平均視聴率は2桁に届きませんでした。それを見たTBSの編成も心配になっているはずです。元々、今年の7月クールはどの局でもドラマには及び腰だったんです。東京オリンピック(7月23日~8月8日)が予定されていたからです。その後はお盆休みで仕事になりませんからね。そもそも『ドラゴン桜2』のキャスティングはまだ阿部ちゃんしか発表していません。今は『半沢直樹』をどうするかで手一杯のはずです。『半沢』が7月スタートになったら、『ドラゴン桜2』の放送は来年になると思います。一方、幸いなことに、堺は『半沢』後のスケジュールは空いている。TBSとしては、7年も所属事務所を口説き続けてようやく掴んだ新シリーズですから、どうしても手放したくはない。来年スタートに変更して、所属事務所がへそを曲げたらおしまいですから」(同)

 なんだか、この辺りの葛藤をドラマにしても面白そうだが……。

「現在、本来なら『半沢直樹』の裏番組に出ていて、出演の叶わなかった役者の事務所が、営業をかけているそうです。前作の最高視聴率は42・2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区:以下同)、シリーズ平均で28・7%を叩き出した人気番組ですから、新作も活実に数字は取れるでしょうから。『半沢』のキャスティングもこの機に、一部変更となって、いい役者が出ることになるかもしれなせんよ」(同)

 ところで、「半沢直樹」の番宣に出演していた賀来賢人、主演映画「今日から俺は!!劇場版」が7月17日に公開予定だ。それに合わせて、日テレの公式HPには“今夏、スペシャルドラマを放送予定”とある。賀来のスケジュール調整は大丈夫だろうか。

 こんなことになるのなら「半沢」の続編は7年も待たずにさっさと作っておけば良かった、という声も出ているという。

週刊新潮WEB取材班

2020年5月17日掲載

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