「半沢直樹」また延期 コロナに“倍返し”された3密ロケ現場

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 待望の続編。TBSの社長も年頭会見で、「今年は『半沢直樹』に尽きます!」と吠えたほどである。コロナ騒動によって、放映延期を余儀なくされたが、進んでいたロケ現場では、「3密」状態も生じていた。

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 前作が最高視聴率40%超の大ヒットを記録したのは2013年夏のこと。通常なら翌年にも続編となるところ、再開に7年もの月日を要したのは、さまざまな“事情”があったという。

「主演の堺雅人が所属する田辺エージェンシー側が、堺に『半沢』の色が付くことを嫌がった」

 とは、さるスポーツ紙の芸能デスク。

「また、堺と、演出を務めたTBSの福澤克雄監督との間に、演技のことで溝が生まれていたんです。福澤さんは福澤諭吉の玄孫で、学生時代、慶応のラグビー部で日本一になったこともある『体育会系』。ジャイアンにちなんであだ名は『ジャイさん』です。過去、『GOOD LUC!!』や『華麗なる一族』などでヒットを飛ばし、堺同様“こだわり”が強い。揉めに揉めたのでその“和解”にも時間がかかりました」

 とはいえ、堺もあまりにドラマにご無沙汰していれば、視聴者から忘れられる。局側も局側で再開の機会を失う。ようやく折り合いが付いたのがここ数年のことだった。

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