退所報道の「長瀬智也」 バンド活動中止だけにあらず、辞めたくなった本当の理由は?

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 3月末でジャニーズ事務所を退所する中居正広(47)に続くのは、長瀬智也(41)なのか。その理由は、一昨年に強制わいせつ容疑で書類送検された山口達也(48)がTOKIOを離れて以来、音楽活動ができなくなったから、とされている。無論、そうしたフラストレーションもあるだろう。しかし、問題はもっと根深いと言うのは、業界関係者だ。

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 1994年にCDデビューしたTOKIOにとって、昨年は25周年で節目の年だった。言うまでもなく、バンドの要であるベーシストの山口を失ったことで、新曲発表もなければ、ライブが行われることもなかった。

 メインボーカルである長瀬が、バンド活動ができなくなったために、ジャニーズ事務所を退所する意向だと報じたのは週刊文春(20年3月5日号)だった。業界関係者が語る。

「確かに長瀬は、TOKIOというバンドと真剣に向き合っていました。作詞作曲もするほどでしたからね。ただ、TOKIOというグループは、当時のトップアイドル・光GENJIの後ろで踊っていた“平家派”の城島茂(49:ギター)と山口が組んだユニット“城島茂バンド”からスタートしています。一度、山口が抜けたところに国分太一(45:キーボード)と松岡昌宏(43:ドラム)の3人組の初代TOKIOが生まれます。さらに、後に退所する小島啓(43:ボーカル)が加わり、山口が復帰して5人組のTOKIOになった」

 当初、長瀬はいなかったのか。

「そこに亡くなったジャニー喜多川の意向が働いたんです。まだジャニーズJr.だった長瀬を見て、これまでの所属タレントとは違い、年齢の割に大人っぽく、色気のある彼を、男っぽいイメージで売り出すために、バンドに加えたんです。当初はライブのサポート的な役割で参加した程度で、長瀬は正式なメンバーではありませんでした。しかし、CDデビュー直前に小島が退所し、長瀬が正式メンバーとなった。当初は楽器の演奏はできませんでしたが、その後ギターも担当するようになります。一所懸命に練習もしたし、バンド活動にハマったのでしょう。だからといって、音楽活動ができないから、事務所を辞めるというのはあまりにも短絡的です。別にソロでもやれるわけですし」

 確かに元SMAPのキムタク(木村拓哉[47])は、今年ソロアルバムを発売し、ライブも行っている。ならば長瀬が退所を決めた理由は他にもあるのか。

「音楽活動ができなくなった彼は、俳優の仕事をしたいんですよ。彼は今、CM契約が数本あるだけで、ほとんど仕事らしい仕事がないと言っていい状況です。TOKIOがレギュラーの『ザ!鉄腕!DASH!!』(日本テレビ)は、基本的に城島と国分がロケ稼働している番組ですから、長瀬はたまにしか出ませんからね。となれば、ドラマをやりたいと考えるようになるのは当然です。ですが、17年7月期の『ごめん、愛してる』(TBS)を最後に、彼にドラマの仕事はない」(同・業界関係者)

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