【特別対談】名越健郎×春名幹男:「米露公文書」で解き明かす日本外交「秘史」(下)

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春名幹男:名越さんがご著書(『秘密資金の戦後政党史 米露公文書に刻まれた「依存」の系譜』)で書いていますが、ソ連がロシアになって以降、一時期は機密文書をだいぶ公開していたけれど、それを今はひっこめたというのも残念ですね。

名越健郎:そうですね。やはりその時々の政権、政治情勢が影響します。9・11(2001年に発生した同時多発テロ)のあとブッシュ政権の時も、情報公開が後退しました。ウラジーミル・プーチンはやはり秘密主義で、国家機密の範囲が広がりました。...

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