沢尻エリカ、復帰はクスリだけでなく「ヤンキー少女のような思考回路」との決別にかかっている

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大人になろうとしないエリカ様の、子どもっぽく臆病な「ウラの顔」

 最近ではSNSでの悪口に対し「お前が死ねよ」と毒づき、開き直ったドSぶりを見せていたエリカ様。炎上社会で萎縮する人が多い中、その歯に衣着せぬ物言いは一周回って好感を得ていた。彼女を慕う女優らで結成された「沢尻会」の存在もあったというし、エリカ様は大人にならずとも許される環境が続いてきたのだろう。

 通っていたクラブでは大声で騒ぎ、浴びるように酒を飲んでガンガン踊っていたという。周囲に見せつけるようにはしゃぐのも、幼い承認欲求を感じる。なんというか、ハメの外し方がイチイチ子どもっぽいのだ。男に酒にクスリ。良識ある大人たちが、眉をしかめるようなラインナップをあえて選ぶ。片田舎のヤンキー少女のような思考回路である。思えばエリカ様、週刊誌に撮られる私服はセクシーだけどどうもちぐはぐな派手さがあり、「ドンキによくいそう」な雰囲気であった。

 またクラブ通いで奔放な私生活の一方、仕事場では不器用で臆病だったとの報道もある。その弱さを素直に見せ、人に頼ることができていれば、また違う未来があったかもしれない。でもそれは小器用でカッコ悪い大人のやり方だと考えていたのではないか。だから自己流で考えた結果、クスリや夜遊びに行き着いたのではと想像する。大人への成長を拒否し続ける幼さには、勢いという武器しか残らない。法にも誰にも縛られない万能感を与えてくれるクスリは、それは気持ち良かったことだろう。

 取り調べには素直に応じているというエリカ様。それも「裏表がある」言動を嫌うゆえの行動だろうなと思う。過去には「特技は早泣き」と語り、缶チューハイや柔軟剤のCMでの気取ったいいオンナ風のしゃべり方が特徴的だった。警察を手玉に取る悪女役もお手の物だろう。それを再び映像の世界で見ることができるのか。彼女の復帰は、クスリだけでなく自身の幼さとの決別にもかかっているだろう。

(冨士海ネコ)

2019年11月24日掲載

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