有吉弘行、レギュラー番組3本減って「王様化」懸念するテレビ局

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 読書の秋、食欲の秋、テレビ界では、改編の秋だ。

 今回の改編で注目を集めているのが、有吉弘行(45)。地上波でレギュラー12本を抱える売れっ子だが、9月でレギュラー番組2本が終了、8年以上出演し続けていた「ヒルナンデス」(日テレ系)も9月いっぱいで卒業することが発表した。

「2番組の終了はともに視聴率が原因でした。そのため、“賞味期限切れ”では、という声も多い。一方、オーバーワーク気味なので仕事を絞る必要があったのでは、という声も聞こえてきます」(スポーツ紙記者)

 改編以降も8本の冠番組が残ることを考えれば、賞味期限切れは気の毒だろう。テレビ局側が懸念するのはむしろ逆で、有吉に権力がより集中するのではないか、ということである。

「有吉さんは仲間思いで情に厚い。ゆえに冠番組の共演者を“有吉会”の仲間内で固めることがあるんです。残っている番組のうちいくつかもその傾向にある。良いうねりになる時もあれば、馴れ合いの空気が視聴者を置き去りにすることもあって……」(テレビ局関係者)

 有吉会のメンバーは、アンガールズ田中、平成ノブシコブシ吉村、ロッチ中岡、藤田ニコルなど。有吉と仲の良いタレントでハワイ旅行をする番組のロケの時には、「東京に戻って番組で会うと少しだけ贔屓(ひいき)している」と、本音が漏れたことも。

「それでも局側が有吉さんに逆らえないのは、視野の広さと頭の回転の速さが芸能界トップクラスだから。先日も『ヒルナンデス』で共演者がヒトラーの名を口にして、下手すると国際問題になりかねない場面を、彼の咄嗟の機転で回避した。我々も助けられることの方が多いんです」(テレビ局関係者)

 レギュラーは減っても強固になる有吉王国。

2019年10月3日号掲載

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