「#KuToo」運動に便乗? 立民「女弁護士」候補の履き違え

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東京の発想

 そんな踏んだり蹴ったりの美人弁護士がここに来て傾倒しているのは、あの「#KuToo」運動だという。

「靴」と「苦痛」をかけた「#KuToo」は、ツイッター上の書き込みをきっかけに始まった運動。職場でのハイヒールやパンプスの強制に異を唱え、国会の質疑で取り上げられるまでに盛り上がっている。亀石氏も便乗する格好で、

〈弁護士になってからずっとコンバース。(中略)法廷にもそのまま行く〉

 とツイッターで賛同の声を上げてみせた。

「最近では周りのスタッフにもコンバースを履かせとるみたいやね。まぁ、ドブ板で駆け回るにはもってこいやし、弁護士出身にしては面白いノリやな、と。でも、これで女性票が伸びるかといえば疑問が残る。働く女性を解放する運動なんやろうけど、結局、どこまでいってもお上品な東京の発想。大阪らしさが感じられん」(同)

 看板候補の思わぬ苦戦に、

「党内からはすでに、亀石さんを大阪選挙区に擁立したのは“枝野代表の戦略ミス”という批判まで聞こえてくる」(政治部記者)

「#KuToo」運動を利用しながら、「苦痛」ならぬ「苦闘」中なのである。

週刊新潮 2019年7月11日号掲載

特集「参院選『7人の女戦士』にクレオパトラの鼻っ柱」より

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