「錦戸亮」脱退報道の真相、芸能マスコミが書かない極めてシンプルな動機

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実は“世渡り上手”な錦戸

 錦戸はNEWSと関ジャニを掛け持ちするという異例の芸能活動を行っていた。これは、「事務所が錦戸のスター性に期待していた」と説明されることが多いが、この関係者によると実情は違う。

「錦戸さんは、とにかく世渡り上手な人です。確かに事務所は期待を寄せ、2つのグループを兼任させたのでしょう。しかし彼は冷静で、『どっちかコケたら、どっちかに専念しよう』と算盤を弾いていた。実際、NEWSの勢いが落ちて来た時点で、山下智久さん(33)と同時に抜け出すことに成功しました。錦戸さんは『もともと関ジャニのメンバー』という大義名分はありますけどね」(同・関係者)

 さらに関係者は「錦戸さんには風を読む才能に長けています」と続ける。

「錦戸さんは、“俳優だけで食べていきたい”という野望があるんです。常々、『ギャラが安い。俺はもっともらっていいはずだ』と周囲に漏らしていました。そして『俳優の仕事だけをやりたい。いつまでアイドルみたいに歌わなければならないんだ』と悩んでいました。独立して俳優に専念すれば、今より遙かに稼げるのは間違いありません」

 今年1月からフジテレビで放送された月9「トレース~科捜研の男~」の平均視聴率は10.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)という数字を残した。

「彼は独立する機会を、虎視眈々と狙っていたんです。『トレース』も、まずまずの視聴率でした。錦戸さんは、俳優一本でも食べて行けると、さらに自信を深めていると思います」(同・関係者)

 一般的に、ジャニーズ事務所の怒りを買うと、“転職”しても苦難の道が待っているイメージがある。だが、そこは「風を読む」才能のある錦戸。抜かりはないという。

「ジャニーズと揉めるリスクを背負っても、『錦戸なら欲しい』という事務所は少なくありません。また、ジャニーズと良好な関係を築いている事務所もあります。錦戸さんは、そういう事務所の幹部に狙いを定め、食事をするなどして盛んに交流を持っていました」(同・関係者)

 だが、錦戸が本気なら、ジャニーズ側も本気で独立阻止に動いている。関ジャニは嵐に次ぐ“マネー・メイキング・グループ”に育ったことは言うまでもない。この貴重な“金のなる木”が解散してしまうと、事務所の屋台骨も揺らぐ……。

「3月12日、事務所から夏のドームツアーが発表されましたが、“6人でのツアー”という異例のアピールを行っています。関ジャニ解散という最悪のシナリオを阻止するためです。『女性セブン』が“脱退は一時保留”と報じたのも、こうした事情が分かったからでしょう。事務所は本気で、今回の“錦戸脱退報道”の幕引きにかかっています。そこに錦戸さんが、どういう策を打ち出すのか、テレビ業界をはじめ多くの関係者が固唾を呑んで見守っています」(同・関係者)

週刊新潮WEB取材班

2019年3月26日掲載

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