ローラ、炎上でもCM降板ナシ “収入増”契約のカラクリ

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 辺野古埋め立て反対の女闘士として祭り上げられているローラ(28)。ホワイトハウスへ送る埋め立て反対の署名を募ったことが事の発端で、これを非難する者はCM降板を求めた。が、結局年が明けても降板させる企業は一社もナシ。

「ローラを起用する企業は10代~20代の女性をターゲットにしています。彼女が環境保護などの社会的発言をしているのは、この層には有名なことだし、格好良いと受け入れられている。問題視する企業は皆無でした」(広告代理店関係者)

 拠点をアメリカ・LAに移し、昨年は12本のCMに出演。しかも、ベンチャー企業のCMやサービスにまで露出するなど活躍の幅は広い。“CM女王”のローラを起用するほどの潤沢な資産が、ベンチャー企業側にあるとは思えないのだが、

「アメリカナイズされたローラらしい契約法がある」

 と、カラクリを語るのは、さる芸能事務所幹部。

「ローラのCM契約は半年で5千万円ほど。これを払えないけど彼女を起用したい新興企業は、契約金の代わりにストックオプション(SO)を彼女に付与するんです。ローラとしても自分が広告塔となったことで商品が売れて株価が上がれば、SOの価値も上がる。ウィンウィンの契約といえますね」

 日本では耳慣れない契約法だが、昨年、名古屋の会社がマドンナと契約を結ぶ際、SOの形で17億円分付与していたことが明らかになった。

「日本のタレントがこういった契約をするとは聞いたことがない。大手芸能事務所にとっては、目先のギャラの方が大事ですから。所属事務所とも距離を取っているローラだからこそできる芸当ですね」(同)

 キャラに似合わず賢いローラの錬金術。

週刊新潮 2019年2月14日号掲載

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