「一帯一路」で中国「債務の罠」に蝕まれる世界の実情(上)

国際Foresight 2018年10月29日掲載

  • 共有
  • ブックマーク

 中国の習近平国家主席“肝いり”の国家プロジェクト「一帯一路」戦略が、急速に進んでいる。しかし、中国からの巨額の投融資を受けた相手国が債務を返済できず、国家の戦略的資産を中国が獲得することへの警戒が世界的に「債務の罠」として高まっている。政権交代などで事業の見直しを求められるケースも相次いでいる。

 こうした状況のなか、習近平政権はどのような方向性で「一帯一路」戦略を進めようとしているのか。

 軍事的要衝を獲得

 相手国の経済状況が不安定になると、戦略的資産を中国がどのように得るか。...

記事全文を読む