アカデミー賞に挑む“女優”レディー・ガガ 奇抜は封印
何かとお騒がせの歌姫レディー・ガガが、世界三大映画祭の一つベネチア国際映画祭に登場。れっきとした“女優”としてである。
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アウトオブコンペティション部門に出品の「アリー/スター誕生」で主演し、レッドカーペットを踏んだのである。昨夏、全身に激しい痛みを起す線維筋痛症を患い活動休止していたガガ様、会場には2千人からのファンが集まった。
いつもの奇抜なファッションと派手なパフォーマンスを今回は封印。会見では、
「この作品は美しい物語、世界の人の心を動かすはず」
と、熱っぽく答えていた。
「アリー/スター誕生」は、1954年にジュディ・ガーランドが、76年にはバーブラ・ストライサンドが主演した作品の4度目のリメイクだ。歌手を夢見るが容姿と才能に自信の持てないアリーが、売れっ子歌手のジャクソンに見出され、やがてスターダムに駆け上がるというストーリー。
ジャクソンを演じるのは、アカデミー主演男優賞の候補にも上る気鋭の男優、ブラッドリー・クーパー。彼が初監督も務める。女優としてのガガに惚れ込みノーメイクで撮影に臨むよう要請し、ガガも受入れほとんど素顔で通した。
「容姿のこと、デビュー時の不遇、ガガはアリーに自らを重ねているように感じましたね。だから全てを曝け出し演じたんでしょう」
とは、現地で取材した記者。
「アリーが初めてステージで歌う場面があるんですが、それが圧巻。普段は辛口の批評家たちも口を揃えて称賛しています。早くもアカデミー賞作品賞はもちろん、主演女優賞、歌曲賞でも有力との声が上がってます」
ガガの女優業、どうやらダテや酔狂じゃないようだ。
日本公開は12月の予定。