“奇跡の87歳”八千草薫が舞台 「稽古後はフラフラ」マネ明かす

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 “奇跡の87歳”八千草薫が8月10日から新宿・紀伊國屋ホールで上演される「黄昏」で主演を務める(27日まで)。

 原作は米国の名作戯曲。70代エセル役を演じる八千草は、初演を2003年に、再演を06年に、今回は12年ぶりの再々演となる。

 6月までの連続ドラマ「執事 西園寺の名推理」(テレビ東京系)でレギュラーをこなした彼女、2週間の休みだけで、すぐに稽古に入る過密スケジュールだが、それだけ、この作品にかける思いは熱い。

 マネージャーの原田純一氏は、こう語る。 

「本当はこの期間、休みのはずでした。主催者のたってのオファーに応え、引き受けたんです。観客を目の前にした舞台はそうとうエネルギーが必要。でも本人は舞台が好き、何よりこの作品が大好きなんです。歳を取るにつれ、役に自らを重ね合せているようです」

 この猛暑のもと、7月頭から始まった舞台稽古は、1カ月にも及ぶ。

「確かに、若い共演者に交じり演じるのはキツイと思います。稽古後はいつもフラフラ。それでも弱音は一切吐きません。彼女、健康管理には人一倍、気を使っているんですよ。稽古以外での水分補給は勿論、外国の作品に出るには外国の食事を摂らなければと、朝からステーキをペロリと食べてしまうんです」(同)

 なるほど、それが元気の秘訣というわけか――。

 東京の後、志木、大和、金沢、名古屋、兵庫を巡回し、その後は、間を置かず、来春放送、倉本聰氏脚本の「やすらぎの刻(とき)~道」(テレビ朝日系)の撮影が控える。

週刊新潮 2018年8月9日号掲載

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