「マツコ・デラックス」激怒にスタッフ戦々恐々 本人が語る“怒り方”

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「クソみたいな番組は作るな」

 さらに返す刀で取材陣に、

「テレ東っぽさって、何だと思う? 雑さ? 緩さ? テレ東は、もはや弱者ではない。ナメんじゃねえぞ、おまえら!と思った。雑に作ってると思ってたじゃん、もっと」

 怒声と褒め殺しを巧みに操る暴走機関車の如し。当のマツコにTBSでの激昂事件などについて、おそるおそる尋ねてみると……。

「私が激昂したって言うけど、その時だけでなく、すべてのスタッフに常に言っていることです。私は常々、“クソみたいな番組は作るな”“スポンサーの商品を買うことで、視聴者はお金を払ってくれている。1分1秒も無駄な映像は流すな”と言っているの」

 そして、こう続けるのだ。

「私は普段からこういう物言いで話すタイプだけど、それを本気で怒鳴り散らしているととられたら、パワハラが問題になる時代に、私なんて訴えられて終わりよ。確かに言葉づかいも乱暴だし、いつも大きな声を上げていれば、パワハラにしか見えないと思うけど。ただ、私は凄い愛情を持ってスタッフに接しています」

 一方で、ある制作会社のスタッフからはこんな声が。

「マツコさんが、局の幹部スタッフなどに呈する苦言は正論が多い。立場の弱い私たちが言えないことを代弁してくれているんです」

 もっとも、好事門を出でず――。現場スタッフたちが溜飲を下げていることは、世間はおろか、本人にも伝わっていないようである。

週刊新潮 2018年6月7日号掲載

ワイド特集「悪事千里を行く」より

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