米朝首脳会談「中止」の衝撃(3)北朝鮮を「強硬姿勢」に変えた中国

国際Foresight 2018年5月25日掲載

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 米朝間で最も尖鋭的な意見の違いは、非核化をめぐる「入口論」と「出口論」の対立だ。

非核化の「入口論」と「出口論」

 北朝鮮が非難したジョン・ボルトン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)の「リビア方式」とは、北朝鮮がまず完全に核を放棄し、それが検証された後に補償があるという方法だ。ここでは、非核化はすべての交渉の「入口」にある。

 一方、北朝鮮が主張しているのは「段階的、同時的措置」だ。これは、非核化は段階的に進め、それぞれの段階において、米国が「軍事的脅威の解消」や「体制の安全の保証」に関する対応を取り、その先に「非核化」があるというものだ。...

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