米国「イラン核合意」離脱で石油価格は「上がる」のか

国際Foresight 2018年5月10日掲載

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 2014年の夏、ジョン・ケリー米国務長官(オバマ政権、当時)はサウジアラビア(以下、サウジ)のアブドッラー前国王と会談し、供給阻害が起こって石油価格が急騰する場合には増産で対応して貰うよう打ち合わせた。アメリカが主導して「イスラム国(IS)」への本格的攻撃を開始する直前の話だ。中東の地政学リスクが増加し、油価が高騰する可能性を危惧したからだ。

 その後、何が起こったか?

 シリア国内での空爆など、米軍が主導する有志連合軍と「イスラム国(IS)」との戦闘は激化した。...

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