W杯出場でも… 不評「ハリル」解任「アギーレ」復帰の八百長人事

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正反対

 戦術だけでなく、人間性でも不評を買っているハリルホジッチ監督。この際、W杯の本大会前に更迭し、その代わりにアギーレ前監督を再招聘すべきだという話が持ち上がっている。

 日本サッカー協会の関係者が明かす。

「アギーレは日本に関する本を読んだりして、日本文化を理解しようとしていました。そのうえで、日本のチームに適した斬新な練習方法を考案し、選手からも“退屈しない”“新しいものを示してくれる”とウケが良かった。要するに、日本サッカーを全否定するハリルとは正反対のタイプなので、後任候補の一番手になっているのです」

 しかし、アギーレ前監督は、スペイン1部リーグでの八百長疑惑に問われ、現地の検察当局から告発されている身。そのために、日本代表監督を就任わずか半年で解任されたのだ。

 サッカージャーナリストが指摘する。

「現在、スペインの裁判所は八百長疑惑の審理を停止しているようですが、もし、アギーレを復帰させて、W杯本大会の最中に再燃したらどうするのでしょうか。ましてや、日本サッカー協会は教育を管轄する文科省の関連団体。シロと判明もしていない人物を代表監督に据えていいはずがない。このタイミングで、結果を残したハリルから、ほぼ好き嫌いだけでアギーレに首を挿げ替えたら、それこそ“八百長人事”みたいなものです」

 どちらの監督になっても日本代表の前途は暗い。

週刊新潮 2017年9月14日号掲載

ワイド特集「秋の鹿は笛に寄る」より

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