不自由でないと、自由になれない?【連載】猪木武徳×宇野重規対談 自由と不自由のあいだ(1)

社会2016年6月1日掲載

 兎角に人の世は住みにくい――日本社会で暮らしていると、文豪ならずとも、こんな思いが頭をよぎることはありませんか。「もっと自由な社会になればいいのに」と思う人もいれば、傍若無人に振る舞う人々に悩まされ「自由の行き過ぎが問題だ」と考える人もいるでしょう。果たして、今の世は自由が足りないのか、過剰なのか?

 さて、この難問に挑んだのが、雑誌「考える人」(2013年冬号~2015年秋号)で「自由をめぐる八つの断章」を連載した経済学者の猪木武徳さんです。この度、連載をまとめた単行本『自由の思想史 市場とデモクラシーは擁護できるか』(新潮選書)が刊行されたのを記念して、政治学者の宇野重規さんと「自由」について対談していただきました。

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