後ろ向きな理由でなる「でもしかヘルパー」 低賃金の重労働が「介護現場」をここまで荒廃させた!(2)

社会週刊新潮 2015年12月10日号掲載

 さて、母親が事件の“被害者”になることは紙一重で免れたわけだが、在宅介護を選んだ筆者には、新たな問題が伸し掛かった。

 まずは経済的な負担だ。もちろん、介護保険によって定められた限度内であれば、利用者は収入に応じて1~2割の負担で済む。ただ、仕事をしながらの在宅介護では、上限を超えることは避けられない。要介護5の母親を1人で養う筆者の場合、ひと月の自己負担が50万円にのぼることもあった。

 実は、政権与党である自民党の細田博之幹事長代行も、同じような在宅介護を経験している。

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