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「一億総活躍社会」なんのこっちゃ――小田嶋隆(コラムニスト・テクニカルライター)

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新潮45 2017年6月号 
2017/5/18発売

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「一億総白痴化」という1957年に大宅壮一が放った流行語は、既に死語だ。理由は、われわれが白痴化しなかったからではない。総白痴化過程は、むしろほぼ完了しているのかもしれない。この言葉が死語になった事情は、白痴化という現象とは別の局面の話だ。

「一億総白痴化」という言葉が、事実上使用不能な状況に陥っているのは、われら一億が総偽善化したからだ。

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  • 新潮45
  • 2015年11月号 掲載
  • ※この記事の内容は掲載当時のものです

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