【ノーベル賞】アフリカ大陸を救った「大村智」特別栄誉教授の250億円人生

社会週刊新潮 2015年10月22日号掲載

〈平成の野口英世〉〈年間3億人を救う男〉――。ノーベル医学・生理学賞を受賞した大村智(さとし)・北里大特別栄誉教授(80)を称賛する声は止むことがない。稀代の科学者はいかにして生み出されたのか。彼の人生の軌跡を辿ってみると、偏執的とも思えるこだわりと強い意志を持つ超科学者生活の傍らで、妻と娘思いの家庭人の姿を見せるなど、重層的にして魅力的な素顔が浮かび上がってくるのだった。

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 大村さんによって発見・開発された寄生虫病用の薬「イベルメクチン」は、アフリカなどの熱帯で猛威を振るい、多くの人を失明に追い込んできた「河川盲目症」の特効薬として、今では毎年3億人に服用されている。

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