舌がんに打ち克った「ケーシー高峰」の後半生

ドクター新潮 医療 がん

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 医事漫談のケーシー高峰さん(81)も、舌がんを早期発見し、完治させている。

 彼が舌の異変に気付いたのは05年5月。舌の左右両端に、直径1ミリ弱の白い粒が見えた。

「1年前から何を食べても旨みが感じられないから気にはなってたんだ。小さな粒だから、見逃す人もいるだろうけど、僕はほら、一応医学部にいたことがあるから、がんに移行する白板症だ、ぐらいは知っていた」

 大学病院で検査を受けたところ、やはり舌がんだった。もっとも、ショックはあまりなかったという。...

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