混沌の地パレスチナにも手を出す「イスラム国」

国際週刊新潮 2015年7月16日号 掲載

 いったいどれだけ敵を作れば気がすむのか。

 6月30日、過激派組織「イスラム国」が、今度はイスラム原理主義組織ハマスとイスラエルに「絶滅させる」とケンカを売った。

 今年1月の人質殺害事件で日本に対しても「悪夢の始まりだ」と“敵”宣言を行ったのは記憶に新しいが、シリアでアサド政権、反政府勢力と戦い、イラクで政府軍とシーア派民兵、クルド部隊と戦火を交え、米軍を中心とする有志連合軍を敵としながら、まだ相手に不足と見える。

 しかも、今回ケンカを売られた両者の仲は、

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