賄賂と裏金と汚職のハットトリックだった「FIFA」理事の饗宴

スポーツ週刊新潮 2015年6月18日号掲載

 まるでデジャブが起きているかのようだ。かつてIOCが五輪招致で疑惑に塗れたのと同様、20年の時を経て、今度はFIFA(国際サッカー連盟)がW杯招致を巡り、汚職で大揺れである。その常軌を逸した賄賂と裏金で、FIFAの理事たちは饗宴にふけり――。

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 キッカケは、2011年の11月であった。

 マンハッタン五番街を愛用のスクーターで走るひげ面の男。ぬいぐるみのように丸々とした巨体は、行先の高級レストランのメニューで頭が一杯なのか、目つきの鋭い2人の男から尾行されていることに気が付かない。

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