映画になった「チャップリン」遺体誘拐事件

映画週刊新潮 2015年5月21日菖蒲月増大号掲載

「チャップリンの遺体が盗まれていたなんて……」

 と驚いたのは、「てなもんや三度笠」や「裸の大将放浪記」シリーズのプロデューサーでチャップリン好きで知られる澤田隆治氏だ。日本では大きく報じられなかったのだから、知られていないのも無理はない。それにチャップリンの伝記は、彼の死を以て終わるため、その後の話は書かれていないことが多いという。だが、チャップリンの遺体はホントウに盗まれていたのだ。身代金を目的に……。

「1977年のクリスマスにチャップリンはスイスで亡くなりますが、およそ2カ月後の78年3月2日、レマン湖畔に埋葬されたチャップリンの遺体は棺ごと“誘拐”されたんです。

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