水面下で手を結ぶ「イスラム国」と「アサド政権」

国際週刊新潮 2015年3月26日花見月増大号掲載

 混乱の極みとは、まさにこのこと。“アラブの春”を契機に始まったシリア内戦が、5年目に突入した。当初はアサド政権と反体制派の対立だったが、過激派組織『イスラム国』が台頭して以降は三つ巴の状態に。

「さらに、昨年から新たにクルド人部隊も参戦し、現在シリア国内では4勢力がせめぎ合っています。死者数は既に21万人を超えました」(外信部記者)

 欧米は反体制派に肩入れして事態の打開を試みるも、いまだ効果なし。一方、泥沼の内戦を招いた当事者であるアサド大統領は、何やら不穏な動きを見せている。

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