仮設住宅にBMWやレクサス 「原発補償金」ジャブジャブの日常的荒廃(2)

社会週刊新潮 2015年3月19日号掲載

 東日本大震災から4年。原発事故は収束せず、今なお8万人の避難民が不自由な生活を強いられている。だが、避難先の生活では地元住民との軋轢も生じ始めた。その原因は賠償が生む不公平感だという。

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 福島第一原発から南に40~50キロ離れたいわき市。人口33万人近いこの都市には目下、約2万4000人の避難民が居住している。補償金を得る権利を持つ者と持たざる者との確執がいつ表面化してもおかしくない場所が、いわき市中央台の丘陵地帯に広がっていた。

「ここには、高台に広野町からの避難民が住む仮設住宅があり、その下に楢葉町の仮設住宅、そして真新しい一戸建てが立ち並ぶ新興住宅街が、整備された通りを挟んで並んでいます」

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