兵士は麻薬で恐怖を薄める 「イスラム国」処刑法の痛苦

国際週刊新潮 2015年2月12日号掲載

 兵士が後藤健二さんの首にナイフをあてがう。後藤さんは堪(こら)えるようにグッと目を閉じる。そして映像が切り替わると、既に首は斬り落とされていた――。あまりに惨(むご)たらしい殺害動画に、見る者は息を呑むしかない。せめて後藤さんと、同様に斬首された湯川遥菜さんの最期の苦しみが、少しでも軽いものであったならばと思いを馳せるばかりである。

 ***

「イスラム法では、処刑は斬首が原則でしたが、人権上の問題が指摘され、現在ではイランなど3、4カ国でしか行われていません」

...

記事全文を読む