ベストセラーでも読みこなせない 『21世紀の資本』ここが読み所

ビジネス週刊新潮 2015年1月15日迎春増大号掲載

 先の総選挙で「一人勝ち」した共産党。それでもたかが衆院で21議席に過ぎない、と侮(あなど)るなかれ。目下、マルクスの『資本論』を髣髴(ほうふつ)させるタイトルの本が人気を博しているのだ。その名も『21世紀の資本』。

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 同書は本文と索引等を合わせて700ページを超える大著にも拘(かかわ)らず、昨年12月8日にみすず書房から日本語版が発売されると、大手書店でキャンペーンが組まれるなど人気が沸騰。既に欧米ではベストセラーとなっていたが、日本でもアマゾンのランキングで全書籍中1位(1月3日時点)に輝いた。

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