アジア戦略の「次の一手」を示す/『ネクスト・アジア』

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 中国の成長を牽引してきた「不動産」と「影の銀行」に陰りが見え始め、企業は「チャイナ・プラスワン」探しにシフトしている。しかし、BRICsの一角として注目されたインドは伸び悩んでおり、日本企業がかつて集中的に投資したタイも政治的混乱の中にある。日本企業は成長するアジアのどこに向かえばいいのか、手をこまねいている。

 四年前、著者は『アジア力』を著し、中国への一極集中を避け、ASEANや南アジアに注目すべきだと説いた。その指摘通り同地域は発展しているが、著者は「アジアの成長の担い手は常に変化している」と、本書で注意を促している。

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