死刑の現場で秘められてきた事実/『教誨師』

社会

 現在、日本には131人(2013年12月末現在)の死刑確定囚がいるが、彼らと日常的に面会し、最後は死刑執行の現場にも立ち会うのが教誨師だ。この仕事は無報酬のボランティアで、宗教各派から派遣されている。本書は、半世紀にわたり死刑囚たちの死に立ち会い、一昨年12月に81歳の生涯を閉じた浄土真宗の僧侶、渡邉普相の生前のインタビューと彼が密かにつけていた日誌をもとに書かれたドキュメント。教誨師は秘密保持を義務づけられており、渡邉も生前の発表を禁じていたという。

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