幼児的な情動のダダ漏れ/『ポエムに万歳!』

社会

 コラムニスト・小田嶋隆さんの新著が「ポエム」を中心に編集されていると聞いて、とても楽しみにしていた。私自身、ここ10年ほどの媒体を問わない「ポエム」的なテキストの増大を、興味深く眺めていたからだ。話を進める前にまず、「ポエムとはなにか」という定義を確認しておきたい。

 小田嶋さんによれば「ポエムは詩ではない。/散文でもない。手紙文でも声明文でも記事文でもルポルタージュでもない。/ポエムは、書き手が、詩であれ、散文であれ、日記であれ、手紙であれ、とにかく何かを書こうとして、その『何か』になりきれなかったところのものだ」としている。

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