スレンダー「桐谷美玲」と共演「松坂慶子」のダイエット吹聴

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 松坂慶子(63)といえば、『愛の水中花』(1979年)を歌った際の妖艶なバニーガール姿が特に印象的だった。最近の“ぽっちゃり体型”を見るにつけ、時の流れを感じる。現在、連続ドラマ『スミカスミレ』(テレ朝系)に出演中だが、主演の桐谷美玲(26)を意識してダイエット中だという。さて、その効果の程は?

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『スミカスミレ』に出演中の松坂慶子

 ドラマで松坂は、彼氏いない歴65年の独身女性(如月澄(すみ))を演じる。ある日、容姿だけが20歳の時の自分に戻り、大学生生活を送るというストーリーだ。一方、桐谷が、その見た目20歳、中身65歳の女子大生(如月すみれ)役である。

 桐谷はモデル出身だけあって、身長163センチ、体重39キロ。スレンダーな体型で知られる。テレ朝幹部が言う。

「松坂さんと桐谷さんの体型があまりに違うと、不自然過ぎると言われかねません。ご承知のように、ここ数年の松坂さんは、昔と違って、ぽっちゃり体型になってしまった。そこで彼女は、昨年12月のクランクイン前くらいから自主的にダイエットしているのです」

 松坂の身長は162センチで、桐谷とほぼ同じ。昔はベスト体重は49キロと報じられたが、現在はそれよりかなり重いと見られる。

「撮影現場では、差し入れにも一切、手をつけません。とにかく、食べる量を減らしているようだ。少し前に比べ、アゴのラインもシュッとしていました。周囲からダイエットしたんですかと聞かれると、『そう。美玲ちゃんは痩せすぎ!』と破顔一笑で答えていた」(同)

 芸能レポーターの石川敏男氏によれば、

「若い頃は、食事制限やスポーツジムに通うなど、体型を維持するため気を付けていました。その甲斐あってスタイルも抜群でしたが、結婚して子どもができてから太り出したのです」

■せいぜい3、4キロ減

 90年、彼女は38歳の時、ギタリストと結婚し、92年と94年に長女、次女を産んだ。その度に「幸せ太り」と報じられた。

「この十数年は映画や写真集の仕事などのタイミングで、本人は『ダイエットした』と語っています。しかし、結婚して太ってからは、本当に痩せたなという感じはしないですね」(同)

 実際、彼女は02年、写真集を出した際は「半年で7キロダイエットした」。05年の映画で「2カ月半で6キロ痩せた」。11年のドラマでは「5キロダイエットできないかと言われ、炭水化物を控えた」と発言している。

「確かに、本人の言う通り痩せてはいるのですが、ダイエットを止めると、また直ぐに戻ってしまうみたいです。今回も痩せたとは言っても、せいぜい3、4キロ減という感じ。撮影が終わったら、どうなるか……」(先のテレ朝幹部)

 念のため、桜美林大学名誉・特任教授の柴田博氏(医学博士)に聞くと、

「彼女は若い頃に比べ、ふっくらしていますが、年と共に体重が増えるのは自然な変化です。米国では、20歳から70歳までの間に10キロ増えた人が一番長生きするという統計もある」

 先の石川氏も言う。

「彼女は、吉永小百合のようにいつまでも主役を演じる女優ではない。母親役とか、脇役を演じる上では、今の体型で良いと思います」

 もうリバウンドの心配をする必要もないのである。

「ワイド特集 浮き世に寒の戻り」より

週刊新潮 2016年2月18日号掲載

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