吉永小百合さん“もう主演はしません”はホント?

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“大ヒット上映中!”(公式ホームページより)の山田洋次監督『母と暮せば』。

 3月4日に発表される日本アカデミー賞には11部門でノミネートされている。むろん、吉永小百合は最優秀主演女優賞を争うひとりだが、近頃は関係者にこう洩らしているという。

古来稀なる美しさ

「主演作はおそらくこの作品が最後になると思う」

 齢70、古稀とは思えない美貌をスクリーンで見せていた小百合サマだが、映画評論家の白井佳夫氏は、

「リアリストの彼女だけに、自分の引き際を考えているのだと思いますよ。男優なら健さんのように80過ぎまで主役を張ることも出来るけれど、女優の場合、特に吉永小百合という美しい日本女性の代表として演じてきた人が70歳を超えると考えることもあるのでしょう。70歳まで、まるでアイドルのようにやってこれただけでも奇跡的なのですが、動員の多い『母と暮せば』で有終の美を飾るという思いがあるかも」

 近年の成績を見てみると、人生初のプロデューサーとして名を連ねた2014年の『ふしぎな岬の物語』(東映)は興行収入は12・6億円。12年の東映60周年記念映画『北のカナリアたち』は14億円。だが、『母と暮せば』は30億円を目指しているという。

「20億円は確実ですが、30億円となると、賞レース如何ですかね。それでも小百合映画としては大ヒットでしょう。松竹120周年記念作品でもあり、山田監督作品ですから、ロングラン上映していますが、動員がいいのは共演したジャニーズの二宮和也効果とも」

 とは業界誌記者である。

 原爆詩の朗読活動をライフワークに、高倉健にアドバイスされた100回の腹筋と水泳を自らに課す小百合サマ。映画ジャーナリストの大高宏雄氏は言う。

「大ヒットは難しくても失敗がないから、映画会社の幹部たちは彼女を使いたがるんです。もう1本撮って120本で引退の可能性もあるでしょう」

 まずは、台湾企業に身売り濃厚のシャープCMの引退からか。

週刊新潮 2016年2月18日号掲載

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