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Dr.コパ、怪ルートでトランプ就任式に出席

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週刊新潮 2017年3月30日号 
2017/3/23発売

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 せっかくの誘いをソデにするセレブが後を絶たないとはいえ、今回の就任セレモニーは、これまでとは大いに様相が異なる。いかにも金満家らしい「イベント」と化しているわけなのだが、中には日本から足を運ぶ奇特な人もいる。

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トランプは「憧れの人」と(Dr.コパ公式HPより)

 20日のクライマックスを挟むようにして17日から始まった一連の式典は、5日間にわたって繰り広げられた。ワシントン駐在特派員によれば、

「式典の実行委員会は、事前に入場チケットを数種類の“パッケージ商品”にして販売しています。最も安いもので2万5000ドル。委員会が予約したホテルに4泊し、宣誓セレモニーや就任式コンサート、花火イベントなどのチケットが2枚ずつ含まれます」

 その上には10万、25万、50万ドルとあり、

「グレードが上がると、チケットの枚数や出席できるイベントが増えます。最も高額な100万ドルのパックでは、『トランプ家の女性陣との昼食チケット』8枚や、『マイク・ペンス副大統領夫妻との夕食チケット』4枚などが付いてくるのです」

 というから、紛うことなき政治ショーなのだ。

「大統領の就任式典は通常3日間。レーガン時代から米国政治を見てきましたが、こんなけばけばしい交代劇は初めてです」

 とは、国際ジャーナリストの堀田佳男氏。

「式典の間は、ワシントンDC内でパーティーが催され、参加者はチケットを購入します。ですが、オバマの時はせいぜい数万円。これほどに暴利をむさぼる値段というのは、記憶にありません」

 もっとも現実的には、日本人が式典に出席しようとすれば、上下両院議員の持つ「招待枠」など、もっぱらツテをたどるしかないのだが、そうした狭き門をかいくぐったのが、風水師のDr.コパこと小林祥晃氏である。

■不動産の「共通点」

 本人に聞くと、

「ちょうど今月、私の息子がトランプさんに関する風水の本を出版するので、原稿に目を通して貰おうと、息子がお知り合いを通じて英訳を渡したのです」

 そこから話はトントン拍子に進んだという。ちなみに仲介者は、幸福実現党の初代党首で現在「共和党顧問」を名乗る饗庭直道(あえばじきどう)氏。かつて本誌(「週刊新潮」)がその“転身”について報じた際、専門家からは「そんな役職は聞いたことがない」との異論も出たのだが、本人曰く、

「私の場合はトランプに貢献しているので、数人分の“信用枠”が頂けました。うち一組がコパさんご夫婦というわけです」

 と、強固なパイプをアピール。晴れて出席が叶うコパ氏が続けて、

「トランプさんの風水は、羽柴秀吉と全く同じなのです。2人の“陣営”の作り方は実に似ていて、逆境に立たされた時、不動産で思い切った行動に出るという共通点もある。私は昨年夏、トランプさんがワシントンのペンシルべニア通りにある歴史的建造物を改築し、豪華ホテルの建設を急ピッチで進めていると聞きまして……」

 就任式のパレードが通り、議事堂やホワイトハウスにも近い場所である。

「風水では、ある場所の主になりたければ近くに不動産を持ったり住み込んだりすることが大事。秀吉も天下を獲るために足繁く清洲城に通い、近くで密かに住まいも設けた。清洲会議では勝てるはずのない相手に逆転勝ちを収めましたよね。ホテルがオープンしたのは昨年9月ですから、投票の前。つまり彼はすでに『ホワイトハウスの主になる』という気持ちだったのでしょう。だから私は、一発逆転があると確信していたのです」

 で、今回の出席も、

「『憧れた人のそばに行け』という私の風水が効いたんだと思います」

“研究対象”の虜になってしまったというのだ。

特集「嵐の中へ船出した超大国『トランプ大統領』という魔人の急所」より

  • 週刊新潮
  • 2017年1月26日号 掲載
  • ※この記事の内容は掲載当時のものです

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